年明け(2008年)にも省令が改正される予定。
世界保健機関(WHO)は、6月、磁界が健康に悪影響を及ぼすのを避けるための規制値案を示していた。
それを日本も採用することにしたということ。
但し、既存の施設は、電気事業者が過去に対策を取っており、規制値を満たしているらしい。
WHOが示した新環境保健基準は、電磁波のうち「超低周波」が対象。
これは、1秒間に50回または60回変動する送電線の電磁波など、強さが比較的ゆっくり変動するもの。
因みに、携帯電話の電磁波は変動が1秒に8億回、電子レンジは20億回以上で、これらは対象外。
実は、超低周波の磁界を長く浴びると小児白血病になりやすい、との報告が国内外にはある。
国際がん研究機関(IARC)は01年に「発がん性がある可能性がある」と評価している。
そして、WHOも、各国での医学的調査を基に、平均3〜4ミリガウス以上の磁界に日常的にさらされる子どもは、もっと弱い磁界で暮らす子どもに比べ、小児白血病にかかる確率が2倍程度に高まる可能性を認めた。
しかしながら、電磁波と発がんの因果関係については、動物や細胞の実験で発がんが立証されていない。
だから、因果関係があるとまでは言えない。
つまり、証拠不十分。
それがWHOの指摘。
それで、電磁波の発がん性については証拠は無いんだけど、関連が疑われるから予防をしましょ、という訳。
小児白血病患者(0〜15歳)の発症は、日本では年間800人から1000人程度。
高圧送電線の近くで暮らすなどで4ミリガウス以上の磁界に日常的にさらされている子どもは全体の1%程度とみられている。
よって、小児白血病の患者は磁界の影響で年間数人増えている計算になるらしい。
このように、たとえ電磁波の影響があるとしても、とても限定的と考えられている。
その為、今回の規制の中では、長期的な影響を避けるための規制は見送られる。
全体としては電磁波の影響がとても小さいものであったとしても、現実に白血病になってしまった個別の人は堪らない。
電磁波は目に見えないし、影響だって、ホントの所は良く分からない。
でも、今の時代、人はそこいら中で電磁波に曝されているんだよね。
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